笑って過ごしたい(抑うつとつきあう)

抑うつを上手く付き合いながら笑顔で過ごすことを目標にしています。 

抑うつになってから・・・

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みなさん、こんにちは

 

前回は私が抑うつになるまでを前後編でお伝えいたしました。

 前編です

e-hide.hateblo.jp

 

後編です

e-hide.hateblo.jp

 

私自身の事ですが心の中に潜り込んで

その時の状況を引っ張り出す行為はなかなか厳しいものがありました。

フラッシュバックというのでしょうか・・・

動悸がして、手も震えました。

 

それでも、私の体験が同じく苦しんでいる人の一助になればという想いで書き上げました。

 

 

そして、今回は

会社で倒れてか実際にいままでどうやってすごしていたのかを

お伝えしていきたいと思います。

 

 

会社で倒れたその後

 

会社で倒れた日保健室で休んでから早退をしました。

その時思ったことが

 

自分はなんて情けないんだ・・・

こんなはずじゃないはずだ・・・

もっと踏ん張れたはずだ・・・

もっとやれるはずだった・・・

もっと行動できたはずだ・・・

もっと・・・もっと・・・もっと・・・

 

そんなことをずっと考えていました。

でも、考えれば考えるほど

心の中も頭の中もグチャグチャになっていってしまい

ただただ、自分自身が

 

情けなくて悔しくてでも苦しくて、

仕事のことを考えると、

手が震え、

吐き気がして、

めまいも起こり

涙が出てくる。

 

会社から電車に乗り、自宅へ向かう途中にずっとそんなことばかり考えていました。

 

私はなんて弱くて価値がない存在なんだ。

 

そんなことばかり頭の中がグルグルとまわり

余計なことばかり考えてしまっていて、それだけで疲れてしまいました。

 

さすがに、まっすぐ家に帰る気力もなく地元の駅を降り、近くの喫茶店でしばらく休むことにしました。

 

茶店で突如思い出す

 

何時間ぐらいその喫茶店にいたでしょうか・・・(お店の人スイマセンでした)

 

この間は本当に何も覚えていません。

何をするでもなくただボーッと氷が溶けていくアイスコーヒーを眺めていただけだったと思います。

コーヒーを飲むわけでもなくただただ、ボーッとしていたので

お店の人から不審がられていたのかもしれませんね(笑)

 

どれだけ時間がたったでしょうか。

お昼も食べずにただただ無駄に時間だけが過ぎていた時に

ふと、なにかが頭に浮かんできました。

 

(あ・・・親父の墓参りにいこう・・・)

 

何を思ってそういうことが頭に浮かんだのかはいまだにわかりません。

でも、無性に父親の墓参りに行きたくなったのです。

 

それまで、ほとんど飲んでいなかった

アイスコーヒーを飲み干し喫茶店を飛び出しました。(お金は払いましたよ)

 

バイクに飛び乗り父親が眠っているお墓へ一直線です。

(仕事にはバイクと電車を使って通勤していました。)

あの時は無我夢中でバイクで走りました。

 

わき目もふらず、

 

何も考えず、

 

ただひたすらに心に従うがまま走らせました。

 

父の墓の前で

 

しばらくして、父親の墓の前に着いたとき

 

泣きました。

 

こんな息子でごめん!

 

弱い息子でごめん!

 

悔しい・・・悔しい・・・悔しいよ・・・

 

でも、もう頑張れないんだ!

 

と、声に出して泣きました。

 

あの時を今思い出してもこみ上げてくるものがあります。

でも、あの時周りに誰もいなくてよかった・・・

結構恥ずかしいことしてたんですよね・・・

だけど、周りが見えなくなるぐらい気持ちが限界だったんですね・・・

 

しばらく父の墓の前で泣いた後、

落着きを取り戻して家に帰りました。

 

家族に打ち明ける。

家に帰ってから妻と私の母に打ち明けました。

 

これ以上頑張ることができない、

これ以上、自分の体に嘘をつけない

と、全てを話しました、

妻はただただ黙って話を聞いてくれ、背中をさすってくれていました。

話すだけ話した後に妻から

 

「つらかったね、」

「くやしかったね」

「もう頑張らなくていいよ。」

「しっかり休もうね」

 

この言葉がどれだけ私の心を救い上げてくれたか・・・

妻には感謝しかありません。

その言葉をきっかけに会社を休職する決断をします。

 

ただ、母に関してはなかなか理解が得られなくて後々苦しむことになるのですが、

それまた別の機会にでも・・・

 

そして休職へ

なんかドラ○エみたいなサブタイトルになってしまいましたが・・・(笑)

それだけ、私にとって大変勇気がいる行動だったといえます。

 

会社を休んでからしばらくは有給を使用して休んでいました。

休んで、数日はもう覚えてないぐらいですが本当に何もしていなかったと思います。

 

朝は体が鉛のように重く、何もできなかったです。でも目が覚めているだけで会社のことが頭から離れず、動悸がして、呼吸も荒くなっていたと思います。

 

午後あたりから、少しずつ体も動くのですが、それでもやはり会社のことを考えてしまう自分がいてそれだけですごい嫌悪感が体中に走りました。

 

夜は夜で、今度は明日が来る恐怖に苛まれていました。そうなると夜は寝られず、悶々と無駄に時間をすごしていたと思います。

 

このような生活を数日すごした後、会社の人に呼び出されます。

呼び出され、指定された場所に向かいました。

 

そこで、私の姿を見た上司が一瞬ギョッとした顔していました。

 

たった、数日で

髭も伸び放題、

髪もボサボサ

の私を見たわけですから、そりゃギョッとしますよね。

 

でも、その上司ともう一人の上役の方もいて私の姿を見るなり

上役「よし、休職しよう!決定!君(上司)もそれでいいな」

上司「・・・わかりました」

上役「つらいおもいさせて悪かった、いまはとにかくしっかりと休みなさい。本当ならhide君の進退を決めるつもりで来たのだけど、それどころじゃないのが一目でわかった。まずは休みなさい」

 

休職決定です!

 

結構あっさりと休職が決定してしまいました・・・

私はほとんど会話をしていなかったと思います。

でも、上役に私の状態をわかってもらえただけでもすごく安心したのは覚えています。

(本当にいろいろと限界だったんだなって今でも思います。)

 

それから、休職手続きを書面で済ませて休職に入ることになりました。

 

これで、会社を休んで治療に専念することができるようになったのです。

 

おわり

 

最後に・・・

ここまで、お付き合いくださりありがとございます。

同じ状況の人は読むのが苦しかったのではないかとおもいます。

私も書いていてかなり苦しくなり、書きながらも何度も手が止まりました。

 

また、うつをよくわからない方には

うつの人ってこういうことになるんだという一例にもなったのではないでしょうか。

 

これからの私はタイトルにある「笑って過ごしたい」を目標にしています。

だからこそ、自分と向き合いうつとも向き合うことで、

一歩でも前に進んでいくことが私にとっての宿題だと思っています。