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【心理学】ダブルバインドって聞いたことありますか?

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みなさん、こんにちは

hide(@ehide3724)です。

 

ダブルバインドって聞いたことありますか?

私は聞いた事がありませんでした。

 

 

お礼

先日ツイッターでフォロワーさんから

ダブルバインド」って言葉を初めて聞いたので早速調べてみました。

もともとはあるツイートで私もこういうことがありましたとリツイートしたことで、返信を頂いたことが今回のブログを作成するきっかけになりました。

この事を、教えてくださった、フォロワーさんありがとうございました。

 

そもそも、ダブルバインドって何でしょう?

早速調べてみました。

 

ダブルバインドとは

ダブルバインド - Wikipedia

ダブルバインドって日本語訳で「二重拘束」って意味なんだそうです。

 

 ある人(上司、または親)が立場が下の相手に対して矛盾するコミュニケーションを作り出す事で精神状態が拘束され身動きが取れなくなることを言うのだそうです。

 

これ、調べているとき「???」ってなりました。

上のwikipediaを読んで全部理解された方はすごいです。

私、頭が悪いので理解するのに時間がかかりましたよ。(汗)

お馬鹿はお馬鹿なりに勉強してみました。

どうぞお付き合いください。

 

では、そもそもこのダブルバインドの作られる状況とは

上司と部下

親と子

が大変多いんだそうです。

一部

恋愛にも使用されることもあるそうです。

また、何気ない会話の中でもダブルバインドが使用されるみたいですね。

 

 悪い例

上司と部下

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会社間でのダブルバインド

パワハラモラハラを行う人は、無意識にこのダブルバインドを使用していると言われているそうです。

 

例えば

  1. 「相談しろ」と言われたので相談をしたら「なんで自分で考えないんだ」と言われ、今度は自分で考え仕事を行ったら「どうして相談しないで勝手に行動したんだ」と怒られる。
  2. ミスをした際に注意され「何でミスしたか分かるか?」と言われて、発言をすると「黙れ、今俺が話している」となり、今度は黙っているれば「何で黙っているんだ!何とか言え」としかられる。
  3.  仕事において「こうしろ」と言われたので従っていたら「なぜそんな事をするんだ。」といわれる。もしくは、ため息をつかれる。

 

こんなの、仕事で言われたらもう何をして良いのか分からなくなりますよね。

 

特に3番なんて言葉に出されなくても態度で出されるともはやどうしようもないですよね。

「はぁ、ったく」とか言われるとすごい孤独感も味わえてしまうすばらしい凶器になりますね。

 

特に、新人時代にこんなこと言われたら、速攻辞めてしまうのではないでしょうか?

それで、「人が足りない」「なんでなんだ」とかいうんですからね・・・おっと脱線しました・・・

 

でも、会社であれば最悪逃げることが可能ですよね。

では、親子間ではどうでしょうか?

 

親と子

親子間でのダブルバインド

普通に家庭内で使用されているみたいです。

 

例えば

  1. 親から「怒らないから言っててごらん」と言われて正直に話したら「何でお前はそうなんだ!」と言われる。
  2. 「これをしてはいけないよ」と言われ素直にしていたら「どうしてやらないんだ、言われたことしかできないのか」と恫喝された。
  3. 「こうしたい」と言えば「お前にはできない」、「あれになりたい」と言えば「食っていけないぞ、苦労するぞ」と何を言って全て否定される。それで、何も行動しないでいると今度は「なんでやらないんだ」といわれる。

 

もうね、こんなの逃げられませんって。

 

会社ならまだしも、子供にとって家庭内がある意味全てと言ってよい環境の中でこんなこと言われたらどこにも逃げ場なんてなくなりますよ。

 

これで逃げ場なくしたらどうなると思いますか?

 

  • 考える事をやめて行動をしなくなる(起こせなくなる)

 

こうなると思いますよ。

 

これ、実はある意味私のことなんですよね。

 

私も、子供のころから何をしても「お前には無理だよ」「苦労するからやめておけ」と母親にいわれて育ちました。

否定されるの怖くなってしまっていたので親からの命令でしか動けなくなってしまっていたんだと思います。

高校時代も大学行かないで働きたい意思を伝えたら

「大学行ってくれることがお父さんの夢だったのに、お前は親不孝だ」

「どうせ、働いたってお前は失敗する。」

こんなこと日常茶飯事でしたからねぇ。

で、大学に入ってもやることがないから無駄に5年半も大学で過ごすことになるんですけどね(笑)

今思えば、私なりの小さな抵抗だったかもしれませんね。

 

対処法

対処法と言ってもこれが全てではないかもしれませんが

私の経験も踏まえて書くとしたら

  1. まずはじっくり観察してみる
  2. 命令そのものを完全に無視する(放棄する)
  3. 自分の思ったとおりに行動してみる

こんなところでしょうか?

 

私も、自分の母親や会社の上司をじっくり観察することから始めました。

そうすると、何を言っても、何をやっても否定されるなら完全に自分のやりたいことのみをやって自分の為のみの行動するほうが精神的に楽になることが分かりました。

 

「人民の、人民による、人民のための政治」 by リンカーン

ならぬ

「自分の、自分による、自分のための生活」 by 私

を手に入れることがきっと可能です。

 

良い例

さて、

ここまで、かなり悪い例であげてきたダブルバインドですが、

今度は違う視点で使用される例も考えて見たいともいます。良い例ではないかもしれませんが、それでも使用どころを間違えなければ上手く活用できるのではないでしょうか?

 

仕事に

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社内でのダブルバインドは良い結果を生むことはあまりないと思いますが、ではこれが社外だったとしたらどうでしょうか?

会社同士での交渉においてはある意味本領を発揮するはずです。

 

「このAの案件はどうですか?」

 

と聞くと、断る選択肢が存在していますが、

言い方を変えて

 

「このAとBの案件ではどうでしょうか?」

 

と伺うと「じゃぁAかな」となる可能性があります。

こうなると、もはや交渉相手は断るという選択肢が存在しなくなるということですね。

 

さらに、Cの案件を勧めたい場合は

「さらに、こちらのCの案件がAに比べて費用対効果があります」

と伝えると、相手はCの案件に聞く姿勢に変わっていきますよね。

これが交渉においてダブルバインドの一つの手法になるわけです。

 

恋愛に

 

相手に好意をもって誘うときダブルバインドを使用すると効果があるとされています。

相手が断らない、断れない状況を作ると言うことですね。

 

ダメな例として

「今度食事に行きませんか?」

「行きません」

はい、終了です。

これでは、相手に断る隙を与えてしまいますね。

 

では、ダブルバインドを使用するとどうでしょうか?

「今度食事に行きましょう。イタリアフレンチどちらがいいですか?」

「フレンチなんかいいですね」

これは、どうでしょうか?

 

これなら相手も断らない、断れない状況を作れたのでないでしょうか?

これはかなり安易な誘い方かもしれませんが、効果はあると思います。

 

そもそもが、相手に嫌われてないことが条件だとは思いますがね。

 

 使うコツ

このダブルバインドのコツって私が思うに、

「肯定か否定か」

の二択のからの論点をずらすことで、そもそもの否定をなくすことだと思います。

 

端的に「食事いきませんか?」

との問いに

「行かない」

言わせるよりも

「イタリヤか?フレンチか?」

と問うことで断りにくい形に持っていく事でどちらに答えても食事に行くしかない状況を作りだすことで相手の心を拘束することだと思います。

 

でも、これって一歩間違うと相手を逃げられなくさせてしまう状況を作り出しかねないですよね。かなり危険ですし、相手との信頼関係がある程度築かれてないと行ってはいけないと思います。

 

まとめ

お互いが対等の立場の立場であれば、交渉にしようしたり、男女間での会話のエッセンスの手法として使用することが可能です

 

ですが、上司や部下、親や子の上下関係の立場で使用すると大変危険であり、下の立場の人が精神的に疲労してしてしまい、考える事をやめて、行動に起こす事を放棄してしまいかねません。

上の立場の人は、そうなってしまったときは取り返しがつかなくなる可能性がある事を意識しておくべきだと思います。

 

ただ、このダブルバイドの怖いところは使用している人が無意識で行っているというところですし、「君のためを思って言っているんだ」という気持ちの前提があるので大変厄介なものであることには変わりがないですねぇ。

 

 ダブルバインドを上手に使用すれば相手に断るという選択肢を与えずに物事を進めていくことが可能であると同時に、使用する所を間違えれば相手に大きな精神的損害を与えかねないということです。

 

おわり

 

 今回のことで心理学に大変興味が湧きました。今後も気になる用語が出てきたら取り上げていきたいと思います。一緒に勉強してみましょう。

改めて、教えてくださった、フォロワーさんありがとうございました。